川崎理容協議会講習会

　１０月７日川崎理容協議会では恒例５支部合同講習会が開催されました。今回のテーマはジャニーズ世代のスタイルとハイミセス世代の提案できるスタイルの２点を学びます。講師は東京葛西から全理連中央講師、加瀬恭史先生。

　最初は中高生をターゲットにしたヘアスタイル、最近は２ブロック禁止の学校も多いなか、先生はマッシュヘアを提案しました。サイドとバックはバリカンでさりげなくローフェード、そのほかはセニングシザーで手早くシンプルにカット、学生さんは単価が多く取れないため効率的に仕上げるのがポイント。バッチリマッシュヘアが決まりました。

　続いて、ハイミセスをターゲットにしたヘアスタイルです。最初にファイスラインを決め、サイド、バックへ理容師よろしく櫛ですくってセニングカットを進めてきます。ポイントはもみあげの長さを長く。ブローで整え上品なミセスヘアに仕上がりました。最後に「私は理容師なのでたとえ女性でも床屋さんの仕事をする」なるほど、当たり前の言葉だけれど、しかし、かつて美容はオシャレ、理容はダサいと揶揄され、理容業の存在に翳りが見え始めた時がありました。そのような中でも加瀬先生のように軸がぶれず理容プライドを頑として貫き通し、理容ならではのスキルを提供することによって再び理容が注目されるようになってきました。

理容も捨てたものじゃない！と思う講習会でありました。

　川崎支部広報　工藤達也