令和元年度 第1回講師会分科会
今年度も県下組合員への営業支援を目指す講師会分科会(第1〜4分科)による活動がスタートしました。この分科会とは毎年一つのテーマを定め、次年度の営業支援に向けて1年間に渡り各分科で研究を進めていく勉強会です。
最近の国内の動きとして、平成から令和への変化、2019ラグビーW杯、2020オリンピック、そしてなんといっても2021には理美容世界大会が横浜にやってきます。これらからインバウンド需要が高まることが予測されます。近々、消費税の増税も行われる可能性もあり、世の中のキャッシュレス化が進むとも言われています。人とAIとの共存も見逃せない。生活者の消費動向の変化の予測をしたなら「市場が活発に動く!」と言う事になるでしょう。これまで分科会研究テーマは、時代性やトレンド予測、お客様のターゲットを絞ったテーマ、講習形式の提案と言った内容のものでした。そうすると今年度の分科会研究テーマはインバウンド対策? キャッシュレス化? それともAI? いろいろと池田講師会長はテーマを考えたそうですが、果たしてこの方向性で良いのか?という疑問に突き当たったそうです。
組合加盟の理容師の平均年齢は65.2歳です。つまりこの世代の理容師が最も多く、業界を支えているのはこの世代の方々であると言えます。ならば分科会が営業支援として提案等を行うのはこの世代が求めている提案となるべきではないのか?分科会からの提案を組合員の皆様に伝えるには各支部の教育部長の方々に支部講習を企画頂き伝えていくのが最も有効な手段であると考えられます。しかし今の各支部教育部長の皆さんは支部講習参加者の減少や内容企画の難しさ等で非常に悩んでいます。講師会分科会として、先ずはそこに何とか協力は出来ないものか?そして全てはそれらから始まるのではないか?
国内の大きなイベントや大きな動きから生じる問題も解決すべき事ではありますが、私たち理容業界の中にもすぐにでも解決しなくてはならない問題が多々あると思われます。まだ分科会研究テーマを発表する段階ではありませんが、今年度の分科会研究テーマはそんな業界内の問題に視点を合わせたものになるのかもしれません。
第1〜4分科はそんな業界の理容師の現状、講習会の現状についての状況把握、そして何が提案できるのかを探り始めています。そうです、今年度の分科会活動は既に始まっているのです!
講師会は分科会での各分科の研究により、私たち理容業界がお客様の豊かな暮らしの一助となれる様、そして私たち理容業界が幸せな業界となれる様に頑張って参りたいと思います。
尚、集大成となる発表会は令和2年3月16日(月)を予定しております。