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令和4年度第1回講師会分科会

2022.6.11第1回分科会

6月になり新型コロナウィルス感染症の諸問題が落ち着きだして世の中も徐々ではありますが動き始めている状況です。そんな中、県講師会では2022年6月11日に新杉田の理容会館にて令和4年度第1回分科会を開催し、県下組合員への営業支援を目指す講師会分科会(第1〜4分科)の活動をスタートしました。今回はなんと2019年2月以来の対面形式による分科会です。この分科会とは毎年一つのテーマを定め、次年度の営業支援に向けて1年間に渡り各分科で研究を進めていく勉強会です。

第1回分科会の中では池田講師会長より今年度の新しい研究テーマが発表されました。今年度の分科会研究テーマは「Z世代にフォーカスする!」です。そしてこの研究テーマに対してのプレゼンテーションがありました。

Z世代とは、1990年代半ばから2010年代に生まれた世代で、おおよそ25歳以下の若者世代を指します。彼らはデジタルネイティブ世代、スマホネイティブ世代とも呼ばれ、生まれた時から世の中にインターネットがある程度普及し、それらを当たり前の様に使って来た世代です。ビジュアルコミュニケーション能力が非常に高く、新聞や雑誌は読まずに、YouTubeやSNSと言ったインターネット環境により情報収集を行います。「モノを所有する事」にはあまり関心がなく「モノを使って得られる体験」に価値を見出すと言う特徴があります。生まれた時からインターネット環境が当たり前で育っているので、世界中の様々な情報に触れておりとてもグローバルで、様々な文化や価値観に触れる事が多く、多様な考え方を受け入れる事が出来ます。また、バブル崩壊後の経済停滞やリーマンショック等の経済不況の時代に育って来たZ世代は消費行動に対して慎重です。金銭感覚はどちらかと言えば保守的で、「間違えたものを買いたくない」という思いが強く消費行動を起こす前に入念に情報収集を行うという傾向があります。そんなZ世代はグローバルな視点で見ると、世界人口の1/4で収入も1/4と、政治的にもマーケット的にもその影響力は非常に大きく世界標準がZ世代になりつつあるのです。日本の人口比率を見るとZ世代がそんなに大きな比率を占めているわけではないですし、グローバルでなく地域密着で成り立っている日本の理容業には関係ないと思いがちですが、世界標準がZ世代、日本でもゆくゆくはグローバルな視点を持つZ世代が政治やマーケットの中心となっていくと言った事を考えると、世の中の動向や流行に敏感かつ柔軟に対応していく必要があるのは明白と言えます。理容が日本のマーケットから取り残されないためにもZ世代の特徴を理解してZ世代に対応出来る理容の技術やサービスを進化させていかなければならないのです。

日本の若者世代を理解する事で世界の若者世代が、世の中そして理容の未来が見えてくるかもしれません。第1〜第4のどの分科も研究に気合が入ります。今年度も講師会に是非ともご期待を頂けたらと思います。

講師会は分科会での各分科の研究により、私たち理容業界がお客様の豊かな暮らしの一助となれる様、そして私たち理容業界が幸せな業界となれる様に頑張って参りたいと思います。

 

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