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第24回通常総会・第64回通常総代会概要

県組合は第24回通常総会・第64回通常総代会を磯子公会堂で開催した。6年ぶりの通常開催で、表彰式も実施した。
また、総代会議事終了後、別室で開催された臨時理事会で船津博司氏が理事長に信任された。

第24回通常総会

 船津理事長は「本日はお忙しい中、総会・総代会に出席いただき有難うございます。磯子公会堂で開催できましたが、コロナの影響もあり例年通りの開催など事業の実施がままならない状態が続いておりました。
そんな中で世界大会及び全国大会の開催が全理連より当県にて行うよう指示があり、準備に翻弄された3年でもありました。結果として中止になりましたが、キャンセル料が約一千万出ました。開催もしないのに当県が払うというのでは、組合員が納得しませんと大森全理連理事長に直接お話をし、結果として全理連や関東甲信越協議会及び関係業者のお陰にて当県組合としての負担はなくて済みました。組合員の方からお預かりしている大切な賦課金を無駄にすること無く内心ホッとしているのが正直な心境でした。
当初から私の所信の一つに挙げました集中事業が大会中心になってしまいましたが、コロナも5類になりましたので今後は正常な事業を行っていけるよう努力をして参ります。しかし、コロナが5類になったとはいえ、むしろ増加していると専門家も述べております。今まで全国の組合員店でクラスターになったという情報はなく、これは皆様が感染対策や衛生消毒を欠かさず行なってきた何よりの証明であると思います。組合員店は「公衆衛生の向上を目的とする」という法律の下、安心安全である事をお客様に大きな声でPRしていただきたいと思います。
又、昨年の6月に開催しました持ち回り最後の関東甲信越競技大会が各方面よりお褒めのお言葉をいただきました。この様な評価をいただけましたのも県組合員皆様のご協力があったからに他ありません。改めてご理解ご協力に感謝申し上げます。
3年を振り返りますと色々な事が思い浮かびますが、今年初めには能登半島地震が発生し、私たちの仲間が被害を受けました。いつ来るかわからない天災に対する準備をおこたらず、県組合といたしましても防災連絡訓練などを通し、組合員の安全に協力してまいります。
高齢化による組合員の減少は当県に限らず全国的な流れですが、その流れに負けず皆さんで一つになって盛り上げていただければと思います。」と挨拶した。
その後、退職支部役員、退職講師、退職支部青年・女性部長、永年勤続従業員の表彰、永年組合員功労者への記念品贈呈が行われた。
議長に西・保土ヶ谷支部の澤幡謙三氏、厚木支部の浜洋氏が選出され、本人出席172名、委任状出席1,205名 計1,377名で、総会が成立していることを宣し、議事に入った。
第1号議案は、総代選任の件で、各支部から推薦された102名の総代が選任された。第2号議案は、組合員提案及び要望に関する件であるが、事前提出はなく、総会は終了した。
総会終了後に「共助会総代会」、「互助会総代会」が開催され、全ての議案が承認された。

第64回通常総代会

議長に茅ヶ崎支部の藤巻智氏、高津・宮前支部の長島淳氏が選出され、本人出席91名、委任状出席11名の計102名で、総代会が成立していることを宣し、議事に入った。

  1. 令和5年度事業報告承認の件
    船津理事長が説明し、異議なく可決承認された。
  2. 令和5年度収支決算報告及び剰余金処分案承認の件
    古谷経理部長が「決算で当期純利益745万6,490円で、前期繰越剰余金が、1,738万2,936円で、未処分利益剰余金が2,483万9,426円となり、処分は、法廷準備金75万円、特別積立金75万円、次期繰越金は2,333万9,426円となる」旨説明した。
    監事(古澤達也氏、月本浩二氏)を代表し古澤監事から監査報告があった。異議なく可決承認された。
  3. 総代提案事項に関する件
    事前送付はなし。
  4. 令和6年度事業計画案承認の件
    船津理事長が説明し、全員異議なく可決承認された。
  5. 令和6年度収支予算案承認の件
    古谷経理部長が本会計の収入、支出とも747万3,800円の減、6,350万2,200円である旨説明し、全員異議なく可決承認された。
  6. 借入金最高限度額承認の件
    限度額1億円について、全員異議なく可決承認された。
  7. 令和7年度予算成立までの経費支出承認の件
    経常経費、常任理事会で必要と認めた支出に限り認めることについて、全員異議なく可決承認された。
  8. 定款の一部改正の件
    副理事長を2名以内とすることについて、全員異議なく可決承認された。
  9. 役員改選の件
    理事候補者32名、監事候補者3名の全員について、全員異議なく可決承認された。
  10. 総代提案及び要望事項に関する件
    事前送付はなし。

議事終了後、退職理事の感謝状贈呈、新理事の紹介の後暫時休憩し、別室での臨時理事会が開催された。
臨時理事会では理事長の選出、支部長の任命、副理事長、常任理事の選出などが議された。臨時理事会終了後、加司選挙管理委員長が、船津理事が新理事長に信任された旨報告し、新理事長として船津理事長が再任のあいさつをした。
新理事長のあいさつは、「只今臨時理事会におきまして再選の任をいただきました船津でございます。
まずは3期皆様のご協力により理事長としての役職を無事務めさせていただきました事に改めてお礼と感謝を申し上げます。
当初、組合員との対話・集中事業・意識改革を所信として皆様にお伝えいたしました。組合員の減少を含め、突発的な世界大会・全国大会の開催等が加わり、又、コロナ感染対策など、集中事業が不明のまま過ぎてしまった事が残念でした。皆様のおかげでクラスターを出すこともなく5類に変更されました。私自身、黒岩知事に直接掛け合い理容業にも助成金を出していただけるようお願いしたこともありました。
集中事業が大会中心になってしまいましたが、対話については集会をはじめとし、色々貴重なご意見を、書面をはじめ電話やメールでいただき、時代の変化に伴い規約の変更を含め、出来る事は最大限出来たのではないかと思っております。
ただ、意識改革についてはまだまだであったと痛感しております。この1年、特に3月において脱退者があまりにも多くありました。これは神奈川県だけではなく全国的な現象かも知れませんが、脱退アンケートに、「組合に入っているメリットが無い」という回答が多くあった事に愕然としました。組合存続の最大メリットはスケールメリットによる業権を守ることに有ることをもう少し理解していただきたいと思いました。
「業務独占」理容師の免許を持った者でなければ理容を業としてはならないと法律で定められているのです。組合員の数が少なくなりスケールメリットが小さくなれば、免許ではなく認可制と言う事になれば私たちが一番大切にしているお客様が困るだけではなく、私たち自身も厳しくなると言う事を認識していただければと思います。
自分がいなくなれば組合はもとより自分自身が苦しくなるということをわかっていただければと思います。今後もその意識を忘れずに伝えてまいります。
又、いつもお話しさせていただいておりますが、県組合や支部で行う事業に積極的に参加していただくことや、組合を活用する事で少しでもメリットを感じていただけるのではないかと思います。
他にも共済事業や厚生事業そして教育事業など参加する事で多くのメリットを感じていただけるものと思います。
今後は、今までの所信に加え、メリットを感じていただけるような事業を加えてまいります。具体的な事は新体制になった時点で検討し、また皆様からのご意見もいただきながら進めてまいります。結びになりますが今期を私の集大成となるよう全力で進んでまいります。」
理事長挨拶後、閉会となった。

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